3分で分かる『論語と算盤』

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今回紹介するのはこの本です

 

 

一言要約

日本の資本主義の原点となった渋沢栄一の『道徳と利益の調和』についての考え方が紹介されてます。

 

本の紹介

本の著者は渋沢栄一で、それを現代風に翻訳しています。

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1840(天保11)〜1931(昭和6)年。実業家。約480社もの企業の創立・発展に貢献。また経済団体を組織し、商業学校を創設するなど実業界の社会的向上に努めた。

その活躍から新一万円札の顔に認定され、ノーベル平和賞候補にもなっています。

34万部を売り上げ、アマゾンベストセラーになっている人気の一冊です。

 

こんな人におすすめ

日本の資本主義を組み立て、JR、東京ガス、日経新聞、明治神宮などの設立に関わった渋沢栄一の資本主義の原点と、道徳を商売の中に取り入れる思考が紹介されています。

まさしく、ビジネス書の原点のような一冊です。

現代のビジネス書とは知識も背景も違うからこそ、新しい視点で論じられています。

 

3つのポイント

本書の要点は3つです。

①人事を尽くして天命を待つ

②努力を習慣化する

③利益の追求と道徳

それではみていきましょう!

 

 

①人事を尽くして天命を待つ
 

運はせいぜい10%

仕事で運のなさを嘆くのは間違いです。運命も運も自分の努力で切り開くものだからです。自分にできることをすべてやったあとで運に裏切られたらそれは仕方ありませんが、大抵の場合はまだ努力のしようがあります。人事を尽くして天命を待つ精神が大切なのです。

 

 

順境も逆境もない

順境も逆境もその人自身が作り出した環境に過ぎません。絶え間ない努力で知識を学べば逆境になるはずないですよね。つまり順境も逆境も必然の結果であり、全ての差は学んだかどうかと言えます。

 

 

大事なのは運を掴み取るための準備

雲のように漂う運命をモノにできるかどうかはその時の知識次第です。知識がないと、チャンスをモノにできないどころか、チャンス自体に気づきません。十分な知識を蓄えつつ、機を待つようにしましょう。もしそれでチャンスをできなかったとしてもそれは知識不足と解釈し、再び勉強してチャンスを待つべきです。

 

 

②努力を習慣化する

 

良い人間性は良い習慣から

習慣とは普段からの行いの積み重ねのことです。良い習慣を積み重ねる人間は善人になり、悪い習慣を積み重ねる人間は悪人になります。言い換えると、悪い習慣を消す努力をすれば、自然と良い人間性を獲得できると言えます。

 

 

悪い習慣を消すための心

悪い習慣を治すことができないのは、自分の心に打ち勝つ気持ちが足りないだけです。他のなにのせいでもありません。変わりたいのであれば、強い気持ちを持って習慣を変えることが必要です。

また、人間は一日怠けると最後まで怠けてしまいます。そしてその結果は楽になるのではなく甚だしくなるのがオチです。だからこそ、人生を通して勤勉な努力の習慣をつけることが必要です。

 

 

知識ばかりでは成功できない

知識だけ身に着けても成功には繋がりません。なぜなら、口先ばかりで実践できない人間になってしまうからです。大切なのは十分蓄えた知識を上手く使うための実践の経験です。

例えば病人の例を出します。知識があったとしても不健康な生活をしていたら病気になりますよね。病気を防ぐには、知識よりも実際の行動が何よりも大事なのです。

ようするに、普段の習慣が大切ということです。

 

 

③利益の追求と道徳

 

お金は悪ではない

富を得ようとすると欲望に迷うものが増え、まっとうな生き方を外れてしまう人もいます。このような弊害のため、お金に対する悪い面ばかりが目立つのは事実です。だからといって商売やお金が悪というのは間違いです。国の発展のためには経済の豊かさ必要がなのです。

 

 

道徳と経済の調和

利益を求めすぎても長くは発展しません。道徳が強すぎても現実との違いに身を滅ぼすことになります。大切なのは利益の追求と道徳を調和させることです。一時の利益に目がくらむことのない意志の強さを道徳で身につけることで、長く社会に貢献する経済活動を行えるのです。

要するに、論語と算盤の調和が大切なのです。

 

 

本当に正しい経済活動

孔子の論語によると、「まっとうな富は正しい活動によって手に入れたなら良い」とあります。そして社会正義のためであればいかに利益が少なくてもやるべきと言っています。

成功も失敗も行ってきた行動の結果にすぎませんが大切なのは過程です。人としてなすべきことをし続ける過程が大切なのであり、その結果の残りかすである成功失敗にとらわれないことが、本当に価値のある人生につながるのです。

 

一言まとめ

・出来ることをすべてやったあとに運が来る

・良い習慣を積み重ねよう

・道徳に基づいた経済活動をしよう

 

感想

今のビジネス書と同じことを言っていても、考え方や背景が違うので新しい視点として学ぶことができる一冊。読みやすさと裏腹に、得るものの多い一冊でした。

 

 

本日の書籍情報

【書籍名】論語と算盤
【著者名】渋沢栄一(しぶさわえいいち)、守屋淳(もりやあつし)
【出版社】筑摩書房
【出版日】2010/2/8
【頁 数】256ページ

 


 

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