3分で分かる『池上彰の世界の見方』の要約

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今回紹介するのはこの本です

 池上彰の世界の見方 15歳に語る現代世界の最前線

 

池上彰の世界の見方: 15歳に語る現代世界の最前線 | 池上 彰 |本 ...

 

一言要約

池上彰が選んだ6つのテーマ(地図、お金、宗教、資源、文化、情報)で、世界を大胆に丸ごと解説する本です。

 

本の紹介

著者は池上彰です。
慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。わかりやすく丁寧な解説で人気を集めています。2005年にNHKを退職し、フリージャーナリストに。


池上彰の世界の見方シリーズの第一弾であり、様々な角度から世界を知ることができます。シリーズの第二弾以降は各地域にフォーカスしています。

 

この本から分かること

「世界情勢ってどうなってるの?」「色んな角度から外国を見てみたい」

この本はそんな声に答えた一冊です❗ 本書は現代の世界を6つの角度から読み解いていきます。池上彰さんらしい読みやすくわかりやすい解説で、受験生から就活生、学び直しの社会人に最適の一冊になっています!

 

3つのポイント

本書の要点は3つです。

お金から見た世界

資源から見た世界

文化から見た世界

6つのテーマのうち特に面白かった半分を紹介したいと思います!

 

 

お金から見た世界

お金が使えるのは信用があるから

昔は紙幣を銀行に持っていくと金に交換してもらえる金本位制があったため、紙幣に価値が保証されていましたが、急な経済発展により蓄えてある金が足りなくなったため、金本位制が廃止になりました。現在私達が金に交換することのできない紙幣を使えるのは、紙幣の価値に対する国の信用と法律によるものです。

 

変動相場制への移行

外国紙幣へ交換する場合を考えてみましょう。世界の通貨は、基軸通貨であるドルにたいして固定レートが決まっていました。しかしこれもドルが世界に出回るようになるにつれ、金の交換ができなくなり金本位制が廃止されます。このとき同時にドルに対する固定レートは取り払われ、各国の経済状況等に応じて相場が変動する変動相場制となりました。これによりレートの差を利用したビジネスが始まるようになります

 

ユーロは難しい通貨

第二次世界大戦の後、もう戦争を起こさないために一つの国になる動きがありました。欧州で国境をなくすための一歩として、平和を願って作られた通貨がユーロです。現在EU内の27カ国中、19カ国で使われています。しかし通貨は同じでも経済は各国で独立しています。そのためある国では景気が良いある国では景気が悪い、という状態が常に起きているため金利の上げ下げが難しいのです。

 

2012年にはギリシャが経済破綻します。信用を失ったギリシャのせいで、ユーロ全体の価値も落ちました。これをユーロ危機といいます。しかし他の安定している国にとっては、これは困ります。そのため安定しているドイツやフランスによる救済が入りました。しかしこのように通過が共通しているからこその難しさもあります。

 

日本の景気が上がらない理由

現在、日本は超低金利と言われています。これはお金を貸しやすくすることでお金の流れを活発にして、経済を良くしようという考えで行われています。しかし変動相場制では、超低金利の日本でお金を借りて、金利の高い外国通貨を買うことで稼ぐ人も多いのです。このためいくら金利を下げても外国に通貨が流れるため、景気が回復しないのです。

 

 

 

資源から見た世界

エネルギー革命による石油の需要

1950年代以降、アメリカや中東で油田が見つかったことから、世界のエネルギーは石炭中心から石油中心に変わりました。これをエネルギー革命といいます。日本でもあっという間に石炭産業が衰退し、石油の輸入がメインになりました。

 

シェール革命は産油国のパワーバランスを変えた

中東の産油国にとって、一番の客はアメリカでした。しかし2008~2013年付近でアメリカの地下にシェールオイルがあることが判明し、エネルギーを自国でまかなえるようになります。こうなると、一番の客がきえた中東の産油国では原油が余るようになり、原油価格が下がるようになります

 

今は我慢比べの時代

原油価格の落ちた中東では、利益が減ります。しかし原油価格を高くするとアメリカのシェールオイルに客が流れてしまいます。なので今の中東は利益を度外視にして、原油価格を下げることでアメリカのシェールオイル会社が倒産するのを待っているのです。

 

東南アジアを守るのは中国?

シェール革命以前は中東産油国からアメリカへ石油を輸送するための東南アジアの海域はアメリカが守っていました。しかしアメリカが石油を輸入しなくなったため、この海域を守る存在がいなくなります。現在米国に代わってこの海域を守ろうとしているのが中国です。東南アジアの支配の主導権を手に入れようという中国の思惑が見えます。

 

文化から見た世界

国による文化の違い

文化を輸出するときに、相手国の文化に合わせて内容を変えることをカスタマイズといいます。例えば「ドラえもん」の食事シーンは、アメリカでは箸でなくナイフとフォーク、韓国では器を持ち上げない文化のため持ち上げずに食べています。

 

日本のアニメ、マンガ文化

文化といえば、日本のアニメ、マンガは高い独自性を誇り海外から人気があります。ポケモンやキャプテン翼は人気であり、外国で紹介すると歓迎されるそうです。また日本の自動車産業が発達した背景としては、『ドラえもん』や『鉄腕アトム」の影響でロボットと働くことに抵抗がなかったからとも言われています。

 

表現の自由から見る世界

日本のアニメ、マンガが海外で人気な理由の1つが、喜怒哀楽の表現の多さです。例えば中国では一党独裁のため、アニメで伝えられる内容が制限されています。またソ連時代にはSFを書くのは社会主義への犯行とみなされたそうです。対して日本は文化や政治に影響を受けない自由な風土があるため、多種多様な表現が可能なのです。

 

ジャーナリズムの文化アメリカ

アメリカの映画には大統領を描いた物が多くあります。これはジャーナリストが政治家の言動を正確に保存する役割(文化)を持っているためです。そのため様々な証言や記録から、実際に起った出来事を再現したリアリティある映画になるのです。この文化は日本にはないですね。

 

 

以上になります。

 

感想

文章を読みやすく、イラストも多かったので非常に読みやすい本でした。それぞれのパートで国ごとの具体例が多く乗っていたため雑学としてもためになります。

 

本日の書籍情報

【書籍名】池上彰の世界の見方 15歳に語る現代世界の最前線
【著者名】池上彰
【出版社】小学館
【出版日】2015/11/6
【頁 数】235ページ

 


 

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