3分で分かる『国際協力師になるために』の要約

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今回紹介するのはこの本です

 国際協力師になるために

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一言要約

持続可能で貧困のない世界を作るために働く『国際協力師』とはどんな仕事なのか。実践的なノウハウと合わせて紹介しています。

著者の紹介

著者は、日本の国際協力活動家である山本敏晴です。複数の国際協力団体で活動した後、NPO法人宇宙船地球号を設立し、現在はプロの国際協力師の育成活動に取り組んでいます。

 

この本から分かること

「国際協力師ってどうやってなればいいの?」「実際にどんな活動をするの?」

 

国際協力を目指す人の中でも、具体的な情報がなくて困っている人は多いのではないでしょうか。本書では国際協力師になるために必要なステップ、現場でのプロジェクトの進み方などが実際のノウハウとともに紹介されています。

 

JICAや青年海外協力隊を始めとした国際協力の道に進みたい人、必見の一冊です!

 

3つのポイント

本書のポイントは3つです(紹介しきれないので、本当に要点だけ・・・)

①国際協力師とその役割

②国際協力活動の『2つの段階』

③本当に意味のある『国際協力活動』とは

それでは紹介していきます!

 

①国際協力師とその役割
  • 国際協力師の種類

国際協力師とは世界の貧困を改善したり、持続可能な社会のために活動するプロのことです。主に以下の5種類があります。

1,国際公務員(国連、世界銀行など)

2,政府系機関(JICA、JETROなど)

3,政府系機関専門家(JICA専門家など)

4,NGOスタッフ

5,開発コンサル職員

これらはどんな違いがあるのでしょうか。年収も違いますが、一番の違いは仕事のスケールのおおきさです。

  • 仕事のスケールの違い

実際に携わる仕事のスケールにも違いがあります。

国際公務員→世界を動かす仕事ができる

政府系機関→途上国の政策を動かす仕事ができる

NGOスタッフ→現場で直接働く仕事ができる

国際協力をする上でも、どれくらいのスケールで働きたいかが職業選びのポイントになりそうです。

  • 必要な資格

国際協力師になるためには以下の3つが必要です。

1,英語力(TOEFL600以上)

2,大学院修士(開発分野)

3,2年間の海外勤務(青年海外協力隊、国連ボランティア、NGOボランティア)

団体によって就職条件は様々だが、以下のスキルが有ると更に望ましい。

4,第二外国語(特にフランス語が望ましい=アフリカでの勤務が可能になる)

5,留学経験

6,ボランティア経験

他にも条件はありますが、特に上の3つを獲得することが国際協力師になるうえで重要です。

 

 

②国際協力活動の『2つの段階』

国際協力には緊急援助と開発援助があります。それぞれ詳しく紹介します

  • 緊急援助

紛争地域や災害直後の地域の、今すぐ援助しないと死んでしまうような人たちへ食料や医療を届ける援助です。本当に困っている人へ援助できる反面、バラマキ型の支援のため根本的な解決にならないという欠点もあります。危険な地域での活動が多い。

  • 開発援助

紛争や災害の後の落ち着いたタイミングで援助を行うことです。未来永劫残る形の援助が行える反面、重要度の高い人への援助ができない、援助の計画から実施までに1年程度の時間差ができることなどが欠点です。安全な地域での活動が多い。

 

それぞれ正反対の長所、短所を持っていることがわかります。日本の政府系機関は主に開発援助を行う方針(危険地域には行かない)であり、緊急援助を行うには大型国際NGOに所属する必要があります。

  • 復興

開発援助と緊急援助の中間段階として最近作られたのが『復興』です。災害直後から被災地での援助を始め、開発援助が始まる1年程度の間、援助を持ちこたえさせるのが役割となっています。緊急援助型の大型国際NGO、ローカルNGOで担当することが多いです。

 

 

③本当に意味のある『国際協力活動』とは

様々な国際協力活動を行ってきた筆者が考える「必須条件」は以下のようになっています。

  • 意味のある国際協力活動の条件

政治、経済、教育、公衆衛生、環境の5つをすべて満たす必要があります。食料、医療、住居…何をとってもその場しのぎの援助では意味がありません。たとえ援助が終わったとしても、現地の人だけで運営できるシステムを残すことが大切です。上記の5つが特に重要だという具体例を説明します。

(例)政治システムを作っても、経済が回らないと実行できない。医療のノウハウを広めてをも紛争で職員が死んだら意味がない。子供に教育をしても、病気で死んだら意味がない。などなど

どれか一つを解決しても、他の原因で台無しになってきたことも多いそうです。そのため、上の5つのすべてを満たす国際協力を残すことが、未来に残るシステムを作る上で重要なのです。そして、この条件を満たすために筆者が行っているアプローチが以下のようになっています。

 

  • 世界に目を向ける人材

5つの分野の活動すべてを実施するのはとても大変です。国際協力に関する認知の少ない日本では特に、人手が足りていません。そのため、「世界に目を向ける人材の育成」が大切だといいます。国際協力について子供たちに教育するとともに、一般市民の方も「環境に配慮した製品を買う」などの意識を持つことが、世界をより良くする第一歩です。

 

一言まとめ

プロの国際協力師は想像よりはるかに厳しい世界で活動しているとわかった。ブログでは割愛しているが、生々しい情報や、細かい情報などが丁寧に説明されている本なので、もっと知りたい方はぜひ実際に手にとって見てほしい。

感想

ブログ筆者もミャンマーでボランティアの経験をしたことがある。その時学んだのは自分1人でできることは少なくても、支援の輪を広げることが、世界を変えるのに役立つということだ。もし国際協力に興味がある方がいたら、ぜひこの本を読んで、国際協力の道に進み、体験したことを発信してほしい。

本日の書籍情報

【書籍名】国際協力師になるために
【著者名】山本敏晴
【出版社】白水社
【出版日】2007/6/1
【頁 数】254ページ

 

 

国際協力師になるために

国際協力師になるために

  • 作者:山本 敏晴
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 単行本
 

 

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